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アンチヒーローのレジェンドに感動!

サンテレビの広報番組の取材で、すごいレジェンドにお会いした。

皆さん、 高校野球史上、最長試合時間になっている、延長25回、中京商業中学対明石中学の試合をご存知でしょうか。1933年の話しです。スコアボードが足りなくなって、急遽、足していった写真が、印象的な試合です。

試合は、延長25回裏、中京商業中学がサヨナラ勝ちしたのですが、そのサヨナラとなった、セカンドゴロ、本塁に暴投したと言われている、セカンドの嘉藤栄吉さん、まだ、ご存命の時に、取材して、アンチヒーローになった苦労話を色々お聞きしました。

当時の明石、地元の野球熱はすごく、自分のエラーのせいで、明石中学が負けたというのがあったので、怖くて、明石に帰れずに、中国に逃げるように渡ったそうです。当時の野球のエリートコース、東京六大学への進学も決まっていたのも断念したそうです。

中国でも、しばらく野球を続け、明石に帰って来たときは、あのエラーした嘉藤やというのがばれるのが、怖くて、しばらくは、「加藤」と名前を偽って生活していたそうです。

その嘉藤さん、めちゃ強調してはったんは、「あれは、エラーやない、厳密にはフィルダーチョイスや」。

小生も、あのサヨナラのVTR,何度も見ましたけど、セカンドゴロ、ちょっと慌てたのか、嘉藤さん、本塁への送球が高くて、キャッチャーが捕球のためジャンプしている間にランナーがホームインしている。ノーアウト満塁、ホームインされたらサヨナラで負けだったので、嘉藤さんは、ホームに投げるしかなかった。もし、送球がよかったら、満塁なのでフォースプレーになるので、アウトだったように思いますが。

嘉藤さんのエラーで負けたという報道のために、その後、大きく、人生が狂わされ、苦労したと語る、レジェンド嘉藤さんに感動しました。

2023年12月17日

新喜劇のギャグが現実の世界に・・・

テレビ大阪で「めだかの学校」という2時間の特番の構成とディレクターを担当しました。

どういう番組かというと、吉本新喜劇の池及めだかさんが担任、大阪の劇団の子役10名ほどが生徒というクラスの学校で、スタジオに設けた教室で、めだか先生の授業があったり、遠足で、兵庫県姫路市のビオトープへ、メダカの観察に行ったり、メダカを育てている小学校を表敬訪問、生徒さんと交流したり、姫路市のお祭りに参加したり、老人ホームへ歌の慰問に行ったりという、バラエティ豊かな楽しい番組でした。

因みに、メダカの学校の校長先生役に、吉本新喜劇の原哲男さん、教頭先生役に桂きん枝(現 桂小文枝)さん、音楽の先生役に、かつて「完全無欠のロックンローラー」で一世を風靡した、アラジンこと、高原兄さんに出演してもらいました。

そして、事件は、歌の慰問に訪れた、老人ホームで起こりました。めだか師匠とロケの打合せしようと、小生、めだか師匠を大声で呼んだけど、小生のまわりは、子役たちばかりで、どこにも見当たらない。何度呼んでも、どこにもいない。そしたら、なんと、小生の隣りから、「さっきからここにおるけど・・・」というめだか師匠の声。ずっと、小生の隣にいてはったのだ。それを気付かずに、背伸びして、子役たちに紛れていると思い、探していたのだ。身長149㎝のめだか師匠。完全に子役たちに溶け込んでいる。

これ、吉本新喜劇の「見下げてごら~ん♪」いうギャグと一緒やん。実際にやってしまった。

因みに、めだか師匠、その現実に、ちょっとムッとしておられました。

2023年12月17日

師匠のプライドを傷つけた

吉本新喜劇の池及めだかさんが担任の先生、大阪の劇団の子役が生徒のクラスの学校、その名も「めだかの学校」。小生の脚本、演出で、テレビ大阪の2時間特番。校長先生役には、吉本新喜劇の原哲男さんにお願いしたのですが、元々、原哲男さんではなく、笑福亭松之助師匠に、お願いしてました。

当時、松之助師匠は、「さんまの師匠です」というのを、よくつかみで言うておられたので、小生も、台本に、「私が校長、さんまの師匠の笑福亭松之助です」と書いたのが、お気にさわったようで、「さんまの師匠と言うのは、わしが言うからええねん、他人に書かれて言うネタやない。気分悪い、わし、校長先生役、降りる」と激怒、松之助師匠のプライドを傷つけたようで、それで、原哲男さんに、校長先生役を交代しました。原哲男さんにチェンジして、台本は書き直し、「誰がカバやねん」というネタも、小生、松之助師匠の件でトラウマになり、事前に、「誰がカバやねん」というのを書いていいのか、吉本に確認したのでした。

2023年12月17日

神様 仏様 アラジン様

小生が構成、演出したテレビ大阪の2時間特番、「めだかの学校」の音楽の先生役には、「完全無欠のロックンローラー」で一世風靡した、アラジンこと高原兄さんにお願いしました。

スタジオに設けられた教室で、アラジン先生が、大阪の劇団の10人ほどの子役で構成した生徒たちに合唱のレッスン。後日、老人ホームへ、慰問で訪れ、担任のめだか師匠の挨拶とアラジン先生の指揮で、生徒たちが合唱の練習の成果を披露するというストーリーでした。

そして、ロケ当日、アラジン先生と生徒たちとテレビスタッフが老人ホームに到着。めだか師匠は、吉本新喜劇終わりで、あとから合流するとのこと。老人ホームの集会室では、今か今かとお年寄りたちが、待っている。そこに、私の携帯電話に吉本のマネージャーから、電話連絡。新喜劇のスタートが遅れて、ちょっと老人ホームの入りが遅れるとのこと。

アラジンに伝えたら、お年寄り、そんなに待たされへんし、メダカ師匠が来るまで、僕が、つなぐと言うてくれました。そこから、ギターを持ってきていたアラジンの機転で、弾き語りライブが始まりました。

お年寄りも予定になかった、アラジンのライブに大喜びでノリノリ。3曲ほど演奏終わった頃、また、吉本のマネージャーからの電話。新喜劇、スタート遅れた上に、盛り上がって、進行おして、さらに入りが遅れるとのこと。ステージのアラジンも、まだ来ないの、いう顔して、こっちをチラチラ見てる。

結局、めだか師匠が来たのは、そこから1時間後、アラジン、10曲以上も歌ってつないでくれたのでした。ほんま、神様 仏様 アラジン様!

営業やったら、100万円以上のライブになるとのこと。因みに、アラジンのギャラ、この件でプラスαされたかは、支払い、局なんで、小生は分かりません。

2023年12月17日

オーディション合格の理由が・・・?

野球好きでも知られていた、ジャニー喜多川さん。小生も、京セラドームで行われた、ジャニーズの野球大会、ABC朝日放送の番組収録で、ディレクターとして、お世話になりました。

ジャニーズ、東軍対西軍に分かれての試合。東軍は、NEWSとKAT-TUNからの選抜メンバー、亀梨君、本人が当日、他に仕事でNG、弟が代りに来て急遽、ピッチャーで投げたのには驚いた。ファン、「ピッチャー亀梨」の場内アナウンスで一瞬、歓声沸きあがったが、亀梨君の弟と分かり、がっかり。でも、すごいコントロールがよくて球が速いピッチャーでした。(後で聞いた話しでは、亀梨君の弟、この日1日限りのジャニーズ事務所所属にしていたそうです)

対する、西軍は、関ジャニ∞。まだ、ウッチーが不祥事で抜ける前の8人の頃の関ジャニ∞で、唯一、ウッチーだけが、野球経験者、西軍のピッチャーを務めた。

でも、関ジャニ∞は、8人、野球チームは9人必要、ひとり足りない。特に、難しいキャッチャーが出来るのが関ジャニ∞には、いない。

どうするんやと思ってたら、ジャニーさんが考えていたこととは・・・?。

試合前に、ベンチ裏のロッカールームで、ジャニーズのオーディションをやっている。今回のオーディション、合格の条件は、野球経験者でキャッチャーを出来る人。歌、踊りはあまり関係ない。見事、オーディション合格になった3人が、晴れて、この時から、関西ジャニーズJr.のメンバーとなって、ジャニーズ事務所に入所したのでした。

試合が始まって、関ジャニ∞のメンバー、ベンチに知らない奴3人が入ってきて、ひとりがキャッチャーしてる、「あれ、誰やねん・・・?」いう不思議な顔をしていました。


表舞台に絶対、顔を出さない,ジャニーさん。絶対、カメラ、写さないようにと言われていたのに、編集前に映像見たら、ベンチの奥で、関ジャニ∞の怠慢プレーやエラーにカリカリしているジャニーさんがいっぱい映ってる。編集でカットするのが大変でした。

2023年12月17日

そのボケは・・・天然?

毎年、1月末の日曜日に行われる、大阪女子マラソン。小生は、マラソン本番後の夜に行われるパーティで、会場の大型モニターに放映する、当日のマラソン、ダイジェスト映像の編集ディレクターとして、3年ほど、関わりました。

大阪市内にある、編集スタジオで、関西テレビのマラソン中継を同録。番組終了後、すぐに編集。出来上がったVTRを、選手村でもあり、パーティ会場である、千里阪急ホテルに届けるという、そんな役目があった。


ある年のパーティ会場での事。パーティ開始時間までに、ダイジェストVTRを無事、納品し、ホッとして、関テレマラソン中継の解説者の増田明美さんと、立ち話をしていたら、そのマラソンに一般参加していた、奥さま方のグループが近寄ってきて、増田明美さんに声をかけてきた。

「写真、いいですか・・・?」  

すると、増田明美さん、「いいですよ。」と言って、サッとカメラを受け取り、奥様方のグループにカメラを向けてシャッター押そうとしている。

奥さま「いやいや、増田さんとの写真、撮りたいんです!」

増田「えっ、私も入るの・・・?」・・・(奥さま、笑)

 

小生、カメラを受け取り、増田明美さんを囲んで奥様方の写真を撮ったのでした。

増田明美さん、そのボケは、ひょっとして天然ですか・・・?

2023年12月15日

究極のキャスティング

関西テレビが、西宮球場で、よく開催していた、イベント。小生も、夏祭りのイベントのディレクターを担当しました。

関西テレビが、キャスティングした、ゲストが、プロレス界のレジェンド、ジャイアント馬場さん。小生にも、誰か、馬場さんに合う人をブッキングして欲しいと関テレから依頼があり、小生が思いついたのは、当時、さんまさんの番組で、話題になっていた、天才卓球少女、泣き虫、愛ちゃん、福原愛さんである。西宮球場で、ジャイアント馬場さんと愛ちゃんの卓球対決、こんなとんでもない企画を考えたのである。

愛ちゃんの出演交渉も、小生は頼まれ、直接、愛ちゃんの自宅に電話。お母さんに出演交渉。イベントの出演依頼は、小生が初めてやったらしく、もし、イベントの出演者に、今田耕司がいなかったらOK。前にテレビの番組で、愛ちゃんを泣かそうと、今田耕司に嫌なこと色々されたからということらしい。さんまさんの時は、愛ちゃんが試合に負けそうになったので泣いて、さんまさんが無理やり泣かそうとした訳ではないのでいいとのこと。

愛ちゃんの出演OKとなり、愛ちゃんに電話を替わってもらって、ご挨拶。愛ちゃんに、「何か欲しいものある・・・?」って聞くと、「キーホルダー、集めてる」という回答。

そして、イベント当日。西宮球場の応接室。愛ちゃんに、挨拶代わりに、集めているって言ってた、キーホルダーをプレゼント。小生が買ってきたのは、くいだおれの人形のキーホルダー。愛ちゃんは、少々、しかめっ面、「これ、なんだ・・・?」という顔されました。

その後、愛ちゃんとジャイアント馬場さんとのご対面。愛ちゃん、応接室に入ってきた、ジャイアント馬場さんの大きさにびっくり、食べていた、飴玉をフッと吹き出したのでした。

因みに、ジャイアント馬場さんと愛ちゃんの卓球対決。屋外で卓球するのは、風の影響があるので、不可能と愛ちゃんのお母さんに言われ、急遽、トークショーに変更したのでした。

愛ちゃん、小生の出演依頼の交渉きっかけで、それ以降のテレビ、イベントの出演依頼は、宮城県の卓球協会を通さなければならないというルールが出来たのでした。

2023年12月15日

お顔知らなくて すみません!

野球に全く興味がない人間を、プロ野球選手が出演する、バラエティ番組のテレビスタッフとして使った時の失敗談。

巨人軍が関西地区で、春のオープン戦をする時期に、大阪城ホールで、「がんばれ!ジャイアンツ」というイベントが、開催されました。小生は、そのイベントをテレビ中継するディレクターとして参加。そのイベントは、トークショーがあったり、ゲームや運動会があったりという内容。ジャイアンツの選手は、全員、ジャージ姿。ゲームや運動会の美術進行のお手伝いとして、数人の大阪体育大学の学生が、アルバイトとして雇われてましたが、学生も全員、動きやすいように、ジャージ姿。そこで悲劇が・・・。

テレビスタッフのひとりが、ジャージ姿のひとりに「そこの背の高い奴!邪魔!邪魔!どけ!」と注意。その注意した相手が、なんと、ジャイアンツの満塁男、駒田徳広選手やったんです。

駒田選手を大体大のアルバイトと間違えるとは・・・?!。

 


ムッとしていた、駒田選手に、小生、丁重にお詫びしました。


毎年、新年明けに放送されている、プロ野球12球団のスター選手が大阪城ホールに一堂に会する運動会、「プロ野球 スポーツフェスティバル」。

小生、4年ほど、フロアディレクターやチーフディレクターとして参加していました。ある年の話し。

我々のテレビのスタッフルームに、当時、流行っていた、ビニールのたためるカバン、ポケッタブルを持った、ポロシャツのおじさんが、静かに椅子に座っている。美術か技術のスタッフかなっと思ってると、よく見たら、広島カープの正田耕三選手や。選手の顔が分からないスタッフが、美術のスタッフやと思って、スタッフルームに案内したらしい。

確かに正田選手は、いぶし銀の地味な選手で、ユニフォーム着てないと、普通のおじさんに見えるけど・・・、特に正田選手、当日、地味なポケッタブルを持っていたので、プロ野球選手を知らないスタッフにとっては、普通に 大道具か何かのおっちゃんに見えたかも・・・。

 

小生、慌てて、正田選手を選手の控室に案内したのでした。


それ依頼、野球に興味のないスタッフには、写真入りのプロ野球名鑑でよく勉強しておくようにと伝えたのでした。

2023年12月15日

報われた野球人

毎年、新年あけに、放送されている、「プロ野球 スポーツフェスティバル」。プロ野球12球団のスター選手が、大阪城ホールに一堂に会し、運動会をするというスポーツ系バラエティ番組だ。

小生、その番組、3年間、ADを経て、4年目にチーフディレクターをさせてもらった。当日のチーフディレクターの大きな仕事として、12球団のスター選手に、当日、行われる競技、ルールの説明をしなければならない。

大阪城ホールのバックヤード、サブホールに集まった12球団のスター選手。清原がいる、野茂がいる、原がいる。小生、そこで30分ほどかけて、マイクを手に、説明しなければいけない。めっちゃ、緊張する。

でも、会場、見渡すと、選手たちに、弁当が配られていて、選手たち、ムシャムシャ食べている。なんとなく、小生の説明聞くよりも、弁当を食べる方が大事という雰囲気。そんな虚しい雰囲気の中、30分ほどの小生の説明が終わり、小生から、「何か、ご質問ございませんか・・・?」とお決まりの締めのコメント。

みんな弁当食べるのに一生懸命で誰も聞いてない、そんな雰囲気なので、絶対、質問ないと思っていたら、後ろの方で手を上げてる選手が・・・。誰や、質問あるという選手は・・・?

その選手は、ダイエー(現 ソフトバンク)の山本和範選手、「ドラ」という愛称で人気だった、カズ山本さんです。

 

カズ山本さんと言えば、近鉄時代、戦力外通告を受け、バッティングセンターでアルバイトしながら練習、NPBへの復活目指したところ、近鉄の二軍時代から、カズ山本選手に目を付けていた、南海の穴吹監督から誘われ、NPBに復活。その後、福岡に移転したダイエーでは、主力として、二億円プレーヤーまで昇りつめた、努力の人。


シーズンオフの行事と言うと、選手たちは皆、遊び気分で、気楽に参加しているもの。その中で、シーズン中と同じように、何事にも一生懸命のカズ山本選手。真面目って言うか、その心意気に小生はちょっと感動。

唯一、小生に質問してくれた、カズ山本選手(質問の内容、覚えてないですが・・・)、当日の「プロ野球スポーツフェスティバル」での活躍もすさまじく、見事、最優秀選手賞(MVP)を獲得したのが、小生、すごく嬉しかった。

2023年12月15日

M-1王者 持ってくるものも面白い!

 

 

ちゃらんぽらん大西君の草野球チーム、小生も背番号77番、補欠の外野手で、チームに参加していました。

草野球と言えども、ABCの元プロ野球選手の解説者のチームとかとリーグ戦をやり、レベルがひじょうに高い。ですので、こちらのチームにも、元オリックスのプロ野球選手とか、元阪神の亀山つとむの双子の弟、高校野球やっていた俳優の亀山忍とか、新日鉄堺で野茂と一緒に野球をやっていたキャッチャーとか、ノンプロばりのメンバーで構成。

因みに監督でエースの大西君は、京都精華大学で準公式野球部のピッチャー。小生は、小学校の草野球のチームではエースで4番でしたが、中学校の野球部では、補欠でなかなか試合に出してもらえないというレベル。大西君のチームでは、ヘタクソな私でも、我慢して、時々、試合に出してもらいました。

メンバーで、野球うまいなと思ったのが、M-1王者の「ますだ・おかだ」の増田君。

 

おもにショートを守っていたけど、グラブさばきは、抜群。そんな増田君、さすがM-1王者やと思う出来事がありました。大西君の家で、チームの忘年会があったんですけど、メンバー何がしら、食べ物、飲み物を持ってくるという、持ち寄り忘年会。小生もウイスキーのボトルを持って行った記憶があるのですが、その忘年会に遅刻してきた、増田君。持ってきたのは・・・、

なんと、女の子2人。

持って行くもの、何もなかったんで、阪急塚口駅前で、女の子2人、ナンパしたので持ってきましたとのこと。

さすが、発想がM-1王者と思ったけど、よ~く考えたら、これ、M-1で優勝する前の話しで、まだ、「ますだ・おかだ」が売れる前の話しでした。

2023年12月15日

「うるさい!」と怒鳴ってきた人は・・・?

ちゃらんぽらんの冨吉君といると、いつも、どうしても馬鹿話で盛り上がってしまい、周りが見えなくなるほど、大声で喋ってしまう。NHKの上方演芸会の公開録音の帰り、JRの電車の中で、冨吉君と馬鹿話で盛り上がってしまい、向かいに座っていた乗客から、「静かに・・・」と注意されました。

また、別の日には、旧社屋の頃のNHK大阪局で、ちゃらんぽらんとの漫才の打合せ終わり、冨吉君と長い廊下で、馬鹿話で盛り上がっていたら、途中のドアが開いている会議室から、すごい剣幕で飛び出してきた、おじさんに、「うるさーい!」と怒鳴られました。


その怒鳴ってきたおじさんは、なんと、

 

 

植木等さんやったんです。

2023年12月15日

不思議な人でギョざいます!

数多くの有名人と仕事させてもらったけど、一番、奇人変人と思った有名人は、この方・・・、

 

 

ご存じ、さかなクンでギョざいます。

NHKの番組で2回、兵庫県の明石市のホームページで配信する、広報ビデオの制作で、仕事させてもらったけど、ロケ中、打合せ中、プライベートで、不思議な行動を見聞きさせてもらった。

まず、さかなクンのトレードマークのハコフグの被り物。マネージャーや、付き人によると、さかなクンは、ハコフグの被り物を脱いだところを、マネージャーや、付き人、テレビのスタッフも含めて、誰にも見せたことがないらしい。テレビスタッフがさかなクンの自宅(房総半島先端の千葉県館山市)に迎えに行くと、自宅出てくるところから、ハコフグ被ってるらしい。マネージャーに聞くと、新幹線や飛行機に乗る時は、ハコフグ被ったままで、ニット帽被って、隠しているらしい。そう言えば、ロケ中、何回か一緒に食事をしたことがあるのですけど、その時も、ニット帽被ってた。


さかなクンから貰った見開き出来る、名刺です。丁寧に手書きのイラスト、コメントが添えてある。

 

とにかく、さかなクンは、仕事とプライベートのON、OFF、表裏が全くない。皆さんご存じのテレビで観ている、さかなクン、プライベートでもそのままです。

僕たちスタッフが一番、困ったのは、ロケ中、さかなクン、見つかると、騒ぎになるので、なるべく、人目につかないようにとするんですが、ちょっと油断すると、さかなクン、自ら、人のいるところに近寄って行く。大阪の海遊館で、幼稚園の団体がいるので、見つかると、絶対、大騒ぎになるので、隠していると、知らない間に、さかなクンの方から、幼稚園の団体に近寄って行って、子どもたちの相手している。

西川きよし師匠以上のサービス精神旺盛です。


因みに、さかなクンとの最後の仕事は、さかなクンがレギュラーだった、NHKの「きみまろの歌謡笑劇団」という番組。そこで、さかなクンが大阪で、横山ホットブラザーズと出会い、ホットブラザーズと漫才をするというへんな企画。小生は、その漫才台本作成と演出を担当しました。さかなクンとホットブラザーズの漫才の稽古のために、ホットブラザーズの地元、大阪市平野区にある、カラオケボックスのビッグエコーの一室を借りて、さかなクンを特訓。後日、NHK大阪ホールで収録したのでした。

2023年12月15日

ホテルのフロントで反社の人にからまれた・・・?

20年ほど昔の話し。東京出張で、宿泊先の銀座の日航ホテルのフロントで、チェックインのカードに記入していたら、角刈りにサングラス、松葉づえ、アロハシャツの恰幅のいい、見るからに、反社風の男性が、近寄ってきて、「どこから来たの・・・?」「仕事・・・?観光・・・?」て、からんでくる。怖くなって、無視して、愛想笑いしていると、「骨折っちゃって、療養してるんだよ」って、自分がホテルにいてる理由を好き勝手に喋ってくる。どう答えたらいいのか分からないし、早くこの人から逃れたいの一心で、ホテルの人に、助けて・・・という目線を送っていると、

ホテルの人・・・、

「千葉真一さんですよ。」


「えー!」

「ちょっと撮影で、骨、折っちゃってね・・・、ひまでね・・・」

なんちゅう、人懐っこい、アクションスターやねん。

2023年12月15日

大御所は気遣いもすごい!

今回は、大御所と仕事をした時の話し。20年前、その大御所が1日船長で、300人ほどの乗客と、瀬戸内海をクルージングするというイベントのディレクターを小生、担当しました。

大阪の弁天埠頭から、乗客を乗せて出港するのですが、予定出港時刻になってるのに、いつまで経っても出港しない。なんや、乗客の乗船にえらい時間がかかってるとのこと。港というのは、停泊時間が決まっていて、予定時刻に出港しないと、ペナルティがあるとのこと。やばいので、乗船の様子を見に行くと、その1日船長が、乗船口に立って、乗客ひとりひとりに、挨拶してる。そんなん、お願いしてないよ~。結局、1時間遅れで、出港したのでした。

そのお客さんに対する気遣いがすごい、大御所とは・・・

きよし師匠の過剰な気遣い。他の仕事でも見ました。全国ネットの番組で、きよし師匠とヘレンさんと、京都で旅番組のロケをした時の話し。ある料亭に入るシーンを撮ろうとした時、きよし師匠がいない。あれっ、どこ行かはってんやろと思ってると、30分ほどしたら、戻ってきやはって、「ご近所に迷惑やから、挨拶にまわってました」とのこと。なんという気遣い。挨拶周りなんて、ADの仕事やのに。でも、ご近所も、いきなり、きよし師匠が訪ねてきて、びっくりしたやろなと思うけど。あと、街の中では、握手、サインを求められても、嫌な顔せず、気軽に応じている。色紙出して、サインを求めてきた人には、住所と名前聞いて、「はんこ押して、後日、送ります。」って、色紙を預かってはりました。

TVスタッフにも気遣いが・・・。1泊2日のロケで、きよし師匠、ヘレンさん、付き人のお弟子さんは、京都市内の高級ホテル、我々、TVスタッフは、郊外の安い、旅館に宿泊することになってたんですが、ここで、きよし師匠・・・「僕も、君らと同じ旅館に泊まらせて・・・」。慌てて、高級ホテルをキャンセル。旅館の夕食では、追加の料理、ビールを発注しておごってくれはるし、我々にも気遣いがすごい。部屋数も少ない旅館でしたので、きよし師匠とヘレンさんで一部屋。小生は、付き人のお弟子さん、西川まさとさんと同室でした。

2023年12月15日

ひとりで漫才・・・ありかも

NHK関西ローカルの番組、「ちょっといい旅」にリポーターとして出演した時の話

 

番組の冒頭で、漫才作家やから、漫才やって欲しいとディレクターに言われ、奈良県明日香村の甘樫丘で
ひとり二役で衣装を替えて漫才をロケ収録。あとでOAを観たら、見事、合成されて、小生、ひとりで漫才やってました。

 

これを 応用すれば、ピン芸で、例えば、モニターにボケの自分を映し、それに突っ込む、ピン芸漫才もありやなと思いました。何をやりたいか見つからない、ピン芸人の方、この手がありますよ。お笑い作家の小生がお手伝いいたしますよ。希望者は、「お笑い虎の穴」のページから。

2023年12月15日

日本最初で最後の地上波テレビドラマ

 

30年近い昔の話し。あるテレビ局から、東芝の一社提供で、今では当たり前になっていますが、将来のテレビの双方向を見込んだ番組を企画して欲しいと依頼があり、小生、インタラクティブドラマというのを企画し、提案しました。

インタラクティブドラマとは、起承転結、「起」は、ストーリーはひとつ、「承」はストーリーがふたつ、「転」は4つ、「結」は8つと、話しが進むごとに、ストーリーが枝分かれしていき、そのドラマが進む方向は、視聴者が、電話投票し、票が多い方にドラマが展開していくというものです。(当時は、電話投票でしか視聴者の希望をリアルタイムに知る方法がなかった。)やぐら状にストーリーが展開していく、サスペンスで、「結」で犯人が8通り、違ってくるという、ややこしいドラマ、だからドラマのタイトルが「犯人がいっぱい!」。

その提案が通り、小生が監督でドラマを制作、関西地区ローカルと、後日、系列の東京ローカルで2回、放映しました。

ドラマ中、CM前に、ストーリーの次の進む方向の二つの設定の選択肢を提示、視聴者にCM中、設定の希望を電話投票してもらい、CM明けに、選択肢の票の多い方の設定にストーリーが続くというドラマです。

電話投票で話しがどう進むか分からないので、放映当日は、スタジオを開いて、生放送。ナビゲーターは、関西地区ローカル放映の時は、トミーズ雅さん、大桃美代子さん、東京ローカル放映の時は、宮本亜門さん、大桃美代子さんにお願いしました。

このドラマで一番たいへんだったのが、ドラマの撮る分量の多さ。番組自体は、1時間番組だったんですが、起承転結、用意するVTRが計16本、ロール1本10分として、計160分のVTRを用意しなければならない。納期を逆算して、たった、5日間でこのドラマを撮らなければならない。

クランクインして、途中、間に合わないことが分かり、カメラの台数増やしたり、NHKの大河ドラマの助監督(知り合いのフリーランス、GW中で、大河ドラマの撮影が休みで、急遽、手伝いに来てもらった)を雇ったり、朝早くから、深夜までの撮影が続き、出演者、スタッフ、ヘロヘロ。最終日の撮影(京都)で、ADが出演者の衣装、小道具をロケ車に積んだまま、神戸の自宅に帰り、寝坊して、大遅刻。最終日のロケが午前中、中止。間が悪いことに、その日は、記者発表する日で、朝から、芸能記者が取材に来ている。ドラマ撮影始まらないので、記者さんに事情を説明し、お詫びすることに。小生も、編集の時に、徹夜が続き、寝てしまったり、遅刻したりと失態やらかしました。

このインタラクティブドラマ、脚本は、小生の師匠、漫才作家の大池晶先生(たいへんな脚本なので、お願い出来るのが、心安い、大池先生しかいなかった)、ドラマ主演は、青田典子さん(ドラマ初主演)他、CCガールズのメンバー、笑福亭仁鶴さん、桂雀々さん、太平サブローさん、ティーアップ前田さん、島田珠代さん、急遽、出演お願いした、心安い、ちゃらんぽらん大西君、冨吉君、紅萬子さん、なぜか、AV女優の白石ひとみさんです。

インタラクティブドラマ、関西地区ローカルと、東京ローカル、起承転結、同じコースをたどりました。ですので、放映されたVTR(ロール)がたった4本。放映されなかった、お蔵入りになったVTR(ロール)が12本。一度も放映がなかった役者さんも何人かいらっしゃいました。申し訳ない、すみません。

こんなたいへんなドラマ、それ以来、誰もやろうとはせず、地上波では、日本では、最初で最後です。(レーザーディスクではやったと噂で聞きました)

2023年12月15日

業界スピンオフ

お笑い作家、構成作家、テレビ、ラジオ、イベントのディレクターをやっていると、思いもよらぬ、スピンオフ的な仕事に出会うことがある。

 

大阪府松原市にある、とある自動車学校で、地元還元のイベントのプロデュースをした時の話し。自動車学校の理事長から、「テレビやイベントの仕事してるんやったら、スタジオ、舞台によくセット立ててるし、街の中の看板立てるのなんか朝飯前とちゃうか。阪神高速道路の松原出口にあるビルの屋上の広告看板の権利買ったんで、自動車学校の案内看板立てようと思うてるんやけど、安い値段でやってくれへんか。」てちょっとゴリ押し気味に頼まれました。すぐに、某テレビ局の美術さんに相談、「街の看板とスタジオセットの看板はちゃうで、スタジオは張りぼてでええし・・・」「そこをなんとか・・・」とお願いし、まず、見積りしてもらうことに。すると、自動車学校に見積り提示すると、なんと、街の看板業者の相場よりもかなり安い値段で出来るらしい。自動車学校も喜んで即発注。それからがたいへん、ドラマの監督はやったことあるけど、看板業者の現場監督は初めて。そのために安全ベルト、安全靴、ヘルメットを購入。ビルの屋上に看板取り付けるのにクレーン車が必要なので、その道路使用許可もとらなあかんし。分からんことがいっぱい。設置工事当日になって、クレーン車の駐車する場所の下が空洞やいうことが分かり、陥没してクレーン車が横転する恐れありということで、急遽、ビルの屋上にイントレで足場を組んで看板設置することに変更。

ああでもない、こうでもない、これ、どうすんねん、やっぱり餅屋は餅屋やで・・・ていいながら、なんとか、取り付けたんやけど、それから、看板、無事やったか一度も確認していない。これがまず、ひとつめの思い出深いスピンオフ。

 

2つ目は、神戸で、とある企業のPRビデオをアニメで作った時の話。アニメの主役の男女の声優は、松竹芸能の小生と仲のいい、某タレントを雇ったんですが、アテレコ録りの時、声優、ひとり、足りないことが発覚。(小生がアニメの脚本書き、タレント発注も小生なので、完全に小生のうっかりミス)。仕方ないので、小生がアナブースに入り、ひとり足りない声優役を務めたのでした。声優やったの最初で最後。因みに小生は、アニメの中のお芝居を見ている観客の役で、「よっ、千両役者!」とか「よっ、大統領!」とか掛け声かけるセリフ、裏声使ったり、声色使ったり、色々、工夫したのでした。

 

3つ目は、テレビ大阪での話し。1995年頃から20年以上、年に1,2回ある、特番、「宝くじの抽せん会」

の構成を担当していました。ある年の番組の打合せで、「今回から、スクラッチくじのPRする、「ケズリス」という、ゆるキャラ使うんやけど、中に入る人おらんのやけど・・・」とプロデューサーから話しがありました。普通、こういう時は、ADが選ばれることが多いんですが、ADも本番中は必要やし、本番中、空いてる暇な人いうたら・・・、小生にみんなからの視線が集まりました。確かに構成担当は本番中、暇やけど、一応、本番中は、ゲストのアテンドやゲストと打合せしてるし・・・、でも、着ぐるみ着てても、それぐらい出来るやろという話しで、「ケズリス」に入ることになりました。それから、10年ほど、毎年、構成と「ケズリス」に入るのを務め、ある年から着ぐるみ入るベテラン扱いとなり(これ一応出世・・・?)、個室の楽屋とゲストと同じ弁当をもらえるようになりました。ギャラは、構成料にケズリス料をプラスαしてもらいました。今でも、テレビ大阪では、小生、「ケズリスさん!」って呼ばれています。

 

 

以上、思いもせぬ、看板屋、声優、着ぐるみ俳優をやってしまったという、業界スピンオフのお話しでした。

2022年04月20日

業界おもろ裏話

長年、小生が関わってきた、業界。そこは、奇人・変人、一般社会にはない、おもろ話しの宝庫です。 

目撃してしまった、笑ってしまった、有名人の素顔や奇行、今では、笑い話になるが、当時はパニックになってしまった失敗話など、小生が講演会やセミナーでの講義で、好評やった、業界おもろ裏話をブログという形式で紹介していきます。

但し、ネット上に残っていくので、講演会で受けがよかった、個人攻撃になる裏話や、ネガティブな裏話、個人、組織へのディスり裏話は、炎上するので、載せないか、載せても個人、組織が特定されなように、匿名にします。

2022年04月20日

オリックスキャンプ

20年前ほど昔の話し。当時、小生は、「ちゅ~とはんぱやなあ」のギャグでブレイクした、「ちゃらんぽらん」とよく仕事をしていた関係で、大西君が大好きな、オリックスのキャンプへオリックスファンと行くツアーを吉本が企画、小生も一緒にキャンプ地の沖縄県の宮古島に、3年連続で連れて行ってもらいました。まだ、イチローがオリックスにいた頃の話しです。(相方の冨吉君は、西武ファンなので、ツアーに参加したのは、大西君だけ)

キャンプ地では、大西君と小生、オリックスと同じユニフォームを着て、グラウンドに入ってキャッチボールをしたり、勝手に、ブルペン(投球練習場)に入って、オリックスの投手に混じって、投球練習をしたり(こちらは軟球で、小生が投手、捕手が大西君、隣で本物のオリックスのピッチャーが投球練習して、こっちを見て笑ってる。)よく怒られなかったことや。

ある年、中日とのオープン戦があり、ブルペン付近をウロウロしてたら、当時の監督、故、星野監督と遭遇、カメラをパチリ。

 

中日とのオープン戦では、スタンドで、大西君と漫才を披露(冨吉君がいないので小生が代りにネタふり、突っ込み役)。スタンドの爆笑とりながら、応援の指揮をとったのでした。その時行った、バッターボックスのイチローへの応援コール「イチロー!イチロー!大学すべって一浪!」スタンドものりがよくて大合唱。あとから、イチロー選手から、「あのコール辞めて・・・、ずっこけて打てないから」とクレームありました。スタンドで大暴れし、大受けやった、小生と大西君、当日、取材に来ていた、台湾のテレビ局(台湾近いので来ていたみたい)と当日中継あった、名古屋のラジオ局、地元の新聞の取材も受けて、翌日の新聞に、小生が、ちゃらんぱらんの大西君の相方みたいに、紹介されたのでした。

 

我々も宿泊は、オリックスと同じホテル。選手らとロビーで撮った写真です。

(左から大島選手、谷選手、藤井選手、目元隠したのは、ホテルの従業員、オリックスのファン、吉本のツアーの添乗員です)

 

ホテルのロビーで大西君とくつろいでいた時の話し。小生のところに、高齢者ご夫婦が来て、サイン色紙とペンを差し出され、「サインお願いします」。「あのう、僕、選手と違うんで」て、サインを断ったところ、「さっき球場でキャッチボールされてましたよね・・・コーチの方でしょ。サインお願いします。」と引かない。そのやりとりを、横で大西君が見てクスクス笑って、「サイン、やれやれ」って目で合図してる。

ということで、小生、サインしてしまったのでした。小生の正体を何も知らずに、気の毒な高齢者ご夫婦。そのサイン、家のリビングに飾ってるかと思うと不憫で不憫で。あまりにも申し訳ないので、後日、朝日放送テレビの探偵スクープのスタッフに話し、その高齢者を探してもらったのですが、分からずじまいでした。

2022年04月20日